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ここ数年は、春から夏にかけての1ヶ月ないし2ヶ月、撮影旅行にでかけています。「人間遺産」のコーナーの写真のようなモンゴル系の人の顔を撮るのが主な目的です。その一連の仕事のなかで、ことしはハワイ・サモアにでかけました。7月23日に発ってハワイ(ハワイ島・オアフ島)に2週間、そこからサモアへ。サモアには約1ヶ月滞在して、9月8日に帰国しました。
小さな国サモアのなかでも小さい島でマノノ島というのがあります。この島は、ウポル島と、サバイイ島(この二つが国の中心になる島です)の間に挟まれるようにしてある、周囲を徒歩で一時間半ほどでまわれる小島です。
いつものように島一周の散歩していたある日、途中の村で話しかけてくる青年がいました。 彼の名前はパゴパゴといいましたが、パゴパゴがいうには、自分のところの畑にいってココナツを食べないかと。サモアは比較的治安がいいうえ、特にここは小さな島ですから安心していましたし、なによりもパゴパゴの目は澄んでいるように見えたので、僕はひょこひょこついていきました。
道からそれて入っていったそこは、椰子の木とバナナの木でうっそうとしていました。サモアには蛇もいませんし、もちろんトラやライオンなどもいないことがわかっているから歩けるようなものの、
まあ深いジャングルで、時折そよぐ椰子の葉からもれ落ちる陽の光だけが心のささえに思えました。
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